​芦刈

名に高き、難波(なにわ)の浦の夏景色、風に揉(も)まれし芦(あし)の葉の、 さはさはさはと音(おと)に聞く。(合)ここには伊勢の浜荻(おぎ)を、よしや芦とは誰(た)が付けし。(合) 我れは恋には狂はねど、恋といふ字に迷ふゆゑ、さりとては白鷺(しらさぎ)の、とどまれ止まれと、 招く手風(てかぜ)に行き過ぎて、(合)またも催(もよお)す浜風に、芦も騒(さわ)だつ機の波、 松風こそはざざんざ。 

​少し振りを変えたバージョンです